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  • 住宅用語特集

配筋検査とは?チェックポイントを解説します

新築住宅を建てる際、工事段階でいくつかの検査が行われます。

その中でも、基礎段階に行われる重要な検査が配筋検査です。

基礎について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
関連記事)住宅基礎工事!施工実例をご紹介!!

知識のない素人からすれば、どこを見てどう判断しているのか?非常に分かりにくい部分でもあるでしょう。

そこで今回は、配筋検査について

  • どんな検査?
  • チェックポイント
  • 撮影しておくべきところ

とに分け、分かりやすく解説していきます。

配筋検査とは?

そもそも配筋とは、基礎段階で行われるもので、土台の防湿シートや捨てコンクリート作業が終わった後に、配筋図に合わせ鉄筋を組み合わせて配置していく作業で、いわば家の骨組みのようなものです。

この骨(配筋)がしっかり正しく行われていなければ、家の耐久性や強度にも深く関係してきます。

そのため、プロの目(設計管理者・第三者機関)で、配筋図を元に正しく鉄筋が配置されているかどうかを検査する必要があるのです。

では、配筋検査では一体どんな部分をチェックするのか、チェックポイントとともに解説します。

配筋検査のチェックポイント

  • 防湿シート
  • 鉄筋の配置(網目の幅)
  • 鉄筋の太さ
  • 鉄筋のかぶり厚さ(スペーサーの位置や間隔)
  • 鉄筋定着の長さ
  • 鉄筋の波打ち
  • アンカーボルトの位置や本数・固定状況
  • ホールダウン金物の位置や本数・固定状況

防湿シート

防湿シートは、湿気が上がってこないように被せられ、捨てコンクリートで固定されているといったものですが、破けがあると気になるでしょう。

ですが、小さな破けであれば、上からコンクリートを打設するので問題ありません。

ただ、隙間なく敷いてあるかどうかは、チェックする必要があります。

鉄筋の配置(網目の幅)

図面の記載通りに、鉄筋の網目の幅がちゃんと組まれているか、チェックします。

@200とあれば、20cm間隔といったように見ることができます。

鉄筋の太さ

鉄筋の太さにも指示があるので、図面通りの太さの鉄筋が組まれているのか、チェックします。

I’m home!の住宅では、この鉄筋の間隔をリビングや各部屋と、お部屋ごとに変えているのが最大の特徴です。
人が一番集まるリビングではより太く、感覚を狭くし鉄筋を配置した設計をしています。

鉄筋のかぶり厚さ(スペーサーの位置や間隔)

かぶりとは、コンクリート面から鉄筋までの最小距離のことです。

そして、そのかぶりを確保するための台のようなものをスペーサーといいます。

このスペーサーの位置や間隔と、かぶりの厚さもチェックします。

ただ、このかぶりは地面からだけでなく、枠組みとのかぶり厚さ(隙間)もチェックします。

鉄筋定着の長さ

鉄筋も、端から端まで長さがあるわけではありません。

そのため、長さが足りない部分は継ぎ足すということになりますが、継ぎ足した部分の重なる長さ(定着の長さ)もチェックします。

鉄筋の波打ち

波打ちとは、その文字の通り、水平度が保たれておらず、波打って曲がっている状態のことです。

かぶりにも影響するような波打ちがあれば、問題になるので、そこをチェックします。

また、配筋工事で行われるコンクリート打設前のアンカーボルトやホールダウン金物のチェックも重要です。

アンカーボルトの位置や本数・固定状況

アンカーボルトは、コンクリートに埋め込んで使用する金物のことで、基礎と土台を緊結します。(つなぎ合わせること)

このアンカーボルトの位置や本数、固定状況もチェックします。

ホールダウン金物の位置や本数・固定状況

基礎と住宅の柱を固定するものをホールダウン金物といい、地震の際などに土台と建物が分離して倒壊につながることを防ぐ大事なものです。

そのため、正確な位置についているか、本数や固定状況といったところもチェックします。

配筋検査で撮影しておくべきところ

上記で説明しましたチェックポイントを全部・・・というと、撮影箇所が多すぎる上に、施主様ではなかなか難しいところです。

そこで、

  • 全体像
  • 配管付近
  • 防湿シートの気になる破け箇所
  • 配筋図・設計図との違いが気になる場所

基本的に、写真に撮っておけば、拡大して見ることも可能ですし、気になる箇所さえ撮っておけばメールで後日質問することも可能です。

検査の際に検査員も撮影しており、その写真とも合わせて施主様の質問・疑問にも検査員は答えてくれますので、モヤモヤを残し建築が進むといった心配はありません。

中には・・・「この鉄筋サビてるんじゃない?」といったところが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、サビは基本的に問題ありません。

鉄筋は初めサビ止めとして鉱油が付着した状態ですが、これは作業するうちに徐々に取れ、サビが発生するのは当たり前のこと。

もちろん腐食し朽ちてしまっている鉄筋はダメですが、ある程度のサビはむしろその後流すコンクリートとの付着を助ける働きをし、鉱油が付きすぎている鉄筋よりも良いと言われているのでご安心ください。

今回は施主様向けのブログのため、専門的な用語は極力省いて解説させて頂きました。

疑問に思われた点、心配な点などありましたら、お気軽に質問ください。

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