土地が決まり、建築工事の契約が無事に済むと、いよいよ工事が始まります。
まず初めに行われる儀式が地鎮祭です。
今回は、そんな地鎮祭について、どんなものなのか?
実際にI’m home!で行われた際の写真とともに、その流れを解説していきます。
地鎮祭とは?
地鎮祭(じちんさい)は、無事家が建つまでの工事の安全と、家の末長い無事を祈り行う儀式です。
日本書紀にも記されるほど地鎮祭の歴史は古く、施主様の宗派関係なく執り行われるものとなりますが、コロナ禍の昨今では略式とすることが増えてきております。
基本的に、施主様に準備していただくものは神主への初穂料(当社では3万円を基準として提案)のみ、その他の準備は全て当社で行なっております。(神主の手配やお酒の準備など)
実際、施主様が到着するまでにこのように準備は完了。
地鎮祭の際に必要になる、祭壇やお供え、儀式で使用する榊(さかき)・笹竹・鋤(すき)・鍬(くわ)・穿初(うがちぞめ)や盛土(盛砂)などはこちらです。
地鎮祭の流れ
聞き慣れない言葉ばかりですが、地鎮祭の流れとしては、以下の通りです。
- 手水(ちょうず)
- 修祓(しゅばつ)
- 降神(こうしん)
- 献饌(けんせん)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 四方祓(しほうはらい)
- 地鎮(じちん)
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 撤饌(てっせん)
- 昇神(しょうしん)
- 神酒拝戴(しんしゅはいたい)
- 直会(なおらい)
一つひとつ解説すると・・・
手水(ちょうず)
書いて字のごとく、手を水で清めることをいいます。
修祓(しゅうばつ)
神主が大麻(たいま・おおぬさ)を施主様ご一家とお供え物を払い清めることです。
降神(こうしん)
土地の神様をお迎えするべく、神主が声を発します。
献饌(けんせん)
神様にお供え物を捧げることです。
その際、お酒や水の入っている容器の蓋を開けます。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に対し、この土地に家を建てさせて頂きますと申し上げ、建築工事の安全を願います。
四方祓い(しほうばらい)
鬼門と呼ばれる四方(北東から右回りに四隅)を清める作業です。
地鎮行事(じちんぎょうじ)
草を刈ったり(刈初の儀)、鍬を入れたり(鍬入の儀)・杭を打ったり(杭打の儀)、「えい!えい!えい!」という掛け声とともに、その真似事をする儀式で、施主様・設計士・施工者(当社)により行われます。
※施主様にご登壇いただきますが、事前に説明いたしますので、ご安心ください
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
榊に紙垂れをつけた玉串を、神前に供える作業です。
撤饌(てっせん)
献饌(けんせん)の際に開けた蓋を、閉めます。
昇神(しょうしん)
神様を元の御座所(おましどころ)へと送る儀式で、神主が声を上げて行います。
神酒拝戴(しんしゅはいたい)
神酒(神様に捧げたお酒)で乾杯をしますが、口をつける真似だけで大丈夫です。
直会(なおらい)
地鎮祭という神事の最後に、お供え物のお下がりをいただきます。
以上が地鎮祭の流れとなりますが、始まる前に簡単な説明は致しますし、その都度「こうしてください」という指示はあるので、ご安心ください。
※現在コロナ禍においては、略式として執り行っています
そして、工事前で足元も悪いため、わざわざかしこまった服装をする必要はありません。
参列者に関しては、せっかくのイベントなので、施主様のご家族以外にも、ご両親・ご親族も一緒に参加いただくことをお声かけさせていただいています。
地鎮祭は、マイホームの始まりの第一歩です。
不安なこと、心配事はその都度、お気軽のご質問ください。
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