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  • 住宅用語特集

建築・住宅用語を簡単解説!「あ」編

家を建て始め、大工さんや業者さんとの会話の中で、建築用語が混じることがあります。

その際、
「今何て言われた?」
「どういう意味?」
「それって何のこと?」
こんなことありませんか。

もちろん、その都度「それってどういうもの(意味)ですか?」と聞けば説明してもらえますが、話の腰を折ることになり、質問を躊躇してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、建築・住宅用語解説といたしまして「あ」から順番に、簡単解説します。

アーキテクト

建築家のことです。

建物の設計・管理・統括・指揮する責任者であり、英語表記でarchitectと書きます。

アーチ

円弧状になった構造物の総称で、下に開口部があり、トンネルを思い出すと分かりやすいかと思いますが、上部の荷重を支えるため半円形になったものをいいます。

近年、扉のないウォークインクローゼットやパントリーの入り口をアーチにして、おしゃれに見せる作りを好まれる方多いですよね。

アーリーアメリカン

植民地時代のアメリカ(主に17〜18世紀頃)のことで、その頃流行していたファッションやスタイルのことを「アーリーアメリカンスタイル」といいます。

素朴で土っぽいたくましさを感じられる作りで、

  • 屋根付きの窓
  • 玄関前にあるカバードポーチ(ロッキングチェアを置きたくなる屋根のあるウッドデッキのようなもの)
  • 横張のサイディング(外壁)

などをイメージしていただくと、分かりやすいでしょう。

アール

半円のことです。

図面上では「R10」などと表記されますが(半径10mmの場合)、構成材などの隅や角を丸くすることも「カドアール」「アールで結ぶ」などといわれます。

アールデコ

パリで開催された「現代装飾・産業美術国際展」(1925年)に現れた装飾のスタイルのことをいい、1925年様式ともいわれます。

それ以前は、アールヌーボーが流動的な曲線であったのに対し、アールデコは、幾何学模様を中心とした装飾です。

アールヌーボー

ヨーロッパを中心に流行した芸術運動(19世紀末から20世紀初め頃)が、アールヌーボーです。

有機的なモチーフ(花や植物など)や、自由な曲線の組み合わせの装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴となります。

サクラダファミリアが、まさにアールヌーボーの代表的な建築ですね。

相欠き(あいがき)

木材の継手の一種で、木材同士の継ぐ部分を半分ずつ同じ形に欠き取り、釘や接着剤などでつなぐ方法です。

相じゃくり(あいじゃくり)

2つの板材の厚さを半分ずつを削り取り、相互に張りあわせることをいいます。

アウテリア

エクステリアのことで、野外の装飾や設備のことです。

アウトフレーム工法

アウトポールともいわれ、柱や梁などのフレームを室外に出す設計のことです。

室内に柱や梁の出っ張りがなくなることで、部屋を広く有効活用できるようになります。

煽り止め(あおりどめ)

風で扉や窓が煽られないよう、決まった位置にとどめておくための金具・装置のことをいいます。

上がり框(あがりかまち)

玄関框ともいわれ、玄関の上り口(玄関のたたきとホールの境目)に横に通した化粧板のことです。

灰汁洗い(あくあらい)

建物の灰汁抜きをすることで、汚れ落とし・染み抜き・漂白などを行います。

足場(あしば)

作業・工事のために必要な作業用の床で、「足場を組む」といって、主に建て始める際に組む大工さんや工事関係者が主に使う組み立て式の床のことをいいます。

高所などに板を渡して、作業員が歩けるようにする物のことは「歩み板」と呼ばれます。

アスベスト

繊維状の鉱物のことで、石綿ともいわれます。

ただこのアスベストは、空中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると数十年の潜伏期間を経て、肺がん・中皮腫などの病気を引き起こす可能性が高いとされ、現在では製造及び使用が禁止され「アスベスト問題」としてニュースでも取り上げられました。

アスファルトルーフィング

防水材料のことで、板紙にアスファルトをしみこませたもので、雨水が侵入するのを防ぐために使われます。

校倉造(あぜくらづくり)

角の部分でかみ合うよう、校木と呼ばれる木材を井桁に組んで積み上げた工法です。

寺院や神社などにある倉庫(宝物や経典などを納めるため)では、この校倉造が多く使われています。

圧着(あっちゃく)

圧力をかけて接着することです。

アネモスタット

天井面に設置される空調の吹き出し口のことで、複数の羽根をもつ吹き出し口です。

あばら筋(あばらきん)

補強筋のことで、スターラップともいわれます。

鉄筋コンクリート構造で梁のせん断破壊を防ぐため、主筋をグルっと巻いた鉄筋です。

アプローチ

道路〜門・玄関までの通路(その周辺も含む)のことをいいます。

雨仕舞い(あまじまい)

建物の内部に雨水が侵入したり、漏ったりするのを防ぐこと(または施工方法)です。

雨押え(あまおさえ)

外壁と開口部の上枠・屋根と壁の立ち上がりの取合などに取り付ける板や部位のことで、雨水の侵入を防ぐ目的で使われます。

洗い出し(あらいだし)

外壁や塀で、表面が乾く前に水洗いして、中に入れた小石を浮き立たせる工法のことです。

洗い工事(あらいこうじ)

美装工事のことで、内装工事が終わり、引き渡し前の最終段階として、清掃やワックスがけなどを行うことをいいます。

アルコーブ

壁面の一部(部屋や廊下)を後退させて、くぼみを作った部分のことです。

アンカーボルト

基礎のコンクリートに打ち込むボルトのことです。

こちらの記事では、図で説明しております。

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