世界的に起きている半導体不足。
- アメリカと中国の経済摩擦
- コロナの感染拡大による働き手・流通の混乱
- サプライチェーンの混乱と輸送コストの急騰
- 新たな需要の発生
- ウクライナ情勢
などが影響すると言われていますが、住宅業界にもその影響は多大に出ている状態です。
もちろん当社アイムホームでも日々スタッフのモヤモヤがつのってきております。
そこで半導体遅延について、
- そもそも半導体とはどんなもの?
- 何がどれくらい遅延?
- 遅延の対処法は?
といったことを、嘆き共に解説していきます。
そもそも半導体とは?
現在市場に出回っている電子機器のほとんどに使われている半導体。
- 「導体」・・・電気を通す(金・銀・銅など)
- 「絶縁体」・・・電気を通さない(ゴム・ガラスなど)
- 「半導体」・・・導体と絶縁体の中間の性質(シリコンなど)
といったように、導体と絶縁体の中間的な抵抗力を持つ物質を半導体といいます。
半導体チップ、トランジスタのほとんどに使われているため、この半導体が不足すると様々なものに影響が発生して、遅延が生じるという現象が世界中で起きています。
例を挙げると、スマホ・パソコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫・車などなど、ありとあらゆるものに半導体は使われています。
では、われわれ住宅業界では、どのようなものがどれくらい納品までに影響が出ているのか。
住宅業界における半導体遅延の影響
ありとあらゆるものに使われている半導体なので、住宅建設においてざっと並べてみます。
- 照明
- トイレ
- ドアホン
- エアコン
- 食洗機
- 換気扇
- 浴室乾燥
- IHクッキングヒーター
- ガスコンロ
- ガス給湯器
- エコキュート
ほとんどの商品が遅延・確保困難につながっています。
その中でも、当社が一番頭を抱えるている商品は・・・
- 人感センサー付きダウンライト・・・2〜3ヶ月待ち
- 食洗機・・・2.3ヶ月待ち
- トイレ・・・1.2ヶ月待ち
照明の中でも、特に人感センサー付きダウンライトは、大きく遅延が生じています。
この遅延は、需要の多い人気商品ほど待ちが長くなっていて、食洗機の中でもパナソニックの深型タイプは特に遅れが大きいです。
では、遅延が生じた場合、住宅建設はどうなってしまうのか・・・アイムホームの対応は次の通りです。
半導体遅延における新築建設の対応は?
対応として、以下のような方法があります。
- 代替え品を探す
- 後入れ
- ネットで購入
代替え品を探す
メーカーによっても遅延の長さや、在庫数は違うため、希望する商品の代替え品を探してご提案。
特に照明などは、お客様の希望に合わせ、メーカー幅を広げて似た製品を探しています。
後入れ
大前提のお話ですが、打合せの内容で引渡しは、予定の期日で行います。
万が一、引き渡しまでに間に合わない商品が発覚すれば、事前に施主様の了承を頂き、引き渡し後の工事を余儀なくされる商品も稀にあります。
ネットで購入
最終手段として、ネットで探すと在庫が見つかるケースもあります。
品質(保証)を前提に考えていますが、世界的規模の影響が続く現在、最後はネットを屈指した対応を取る場合もあります。
最後に
この世界的な半導体不足は、住宅業界にも大きな影響を与え続けており、残念ながら今のところ遅延解消の見込みは立っていません。
半導体不足は、お客様の日常生活でも感じるところがあるのではないでしょうか。
住宅建築をお考えの際、このような不安、疑問を持たれる場合はお気軽にご質問・相談ください。
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